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【M・ナイト・シャラマン】おすすめ映画はどれも見ごたえ抜群!どんでん返しはお墨付き

サスペンス、スリラー作品が得意と言われているM・ナイト・シャラマン監督を一躍有名にしたのは、1999年のブルース・ウィリス主演「シックス・センス」です。テレビでも放映されることもあり、劇場に足を運ばないような方も、知っている作品かと思います。

でも、彼の作品の面白さは「シックス・センス」以外でも、たくさん味わえます。

「シックス・センス」は、心に傷を負った精神科医マルコム・クロウ(ブルース)が、少年コール・シアー(ハーレイ・ジョシュ・オスメント)との交流をきっかけに、霊現象などの不思議な出来事に遭遇し…、エンディグはまさかの主役が最初に死んでいた、という衝撃的なストーリーでした。

まもなく、2019年日本公開予定と言われる「グラス」は、「シックス・センス」の後に作られた2000年「アンブレイカブル」、2017年「スプリット」に続く、シャラマン的ヒーロー三部作と、映画好きの注目を集めています。これまでの2作も「まさか!」な最後が待っており、苦悩する異端者(これがシャラマン的ヒーローとも言えます)の姿を、ドキドキしながら見守ることができると言えるでしょう。

M・ナイト・シャラマンおすすめ映画一覧

インド系アメリカ人のM・ナイト・シャラマン監督は、子供の頃からスティーブン・スピルバーグにあこがれて自主映画を撮りまくり、その独自なセンスを自ら磨き抜いた監督です。

そして実は、ファミリー向けアニメーション映画「スチュアート・リトル」の脚本を執筆していたり、ハリウッド俳優ウィル・スミス親子の共演作「アフター・アース」製作総指揮を務めるなど、マルチな映画製作者でもあります。

シャラマン監督の作品は、ときに「ハズレ」と評される作品もありますが、「そう来たか!」なインパクトある作品に出会えることだけは、間違いないセンスを持っています。シャラマンファンの1人という立場からいくつか、ドンデンがえし感ハンパない作品を3本ほど、紹介していきます。

『ヴィレッジ』(2004年)見える/感じる、真実とは何?シャラマン的面白さを堪能!

「ヴィレッジ」の面白さは、その舞台設定の不気味な突飛さから始まります。一体時代はいつ頃なのか…前近代的な、文明から隔絶された自給自足の小さな村での生活を、当たり前のよう受け入れて過ごしている全盲の少女が、瀕死となってしまった恋人のための治療薬を受け取るために、村を出て…というストーリー。

村と外界の境界線の間にある森にいる「怪物」と、その怪物によって村が平和を維持できているという、何やら不穏な空気漂いながらも、嘘めいた平和感だけがあるその世界。全盲の少女だけがなぜ村を出ることが許されたのかが、最後の最後、塀の外に出た瞬間にわかります。彼女が住んでいた村は、ある大学教授の私有地で、その村以外はすっかり現代世界。パトカーに助けられる彼女の姿は、今まで観ていたものとのギャップが大きく「なんだ…そういうことだったのね…」と。

眼の前にあることだけが真実ではない、見えていないものが感じていることも真実ではない。現実とは何かは、誰も、本当に“わかる”瞬間はないのかもしれない、という底暗い絶望感に満ちています。世間的には賛否両論あったとされる作品ですが、シャラマンらしさは十分にあると言えるでしょう。

『ヴィジット』(2015年)姉弟が祖父母の家を訪れる、心温まるはずの物語?

続いての作品は「ヴィジット」です。この作品は、母と3人で暮らす姉弟が、母が当選したクルーズ旅行を恋人と出かけるのを機に、祖父母のもとに滞在する、という舞台設定です。船上の母との連絡はスカイプで、お互いの様子を動画で確認し合いながら、互いの休暇を過ごすことに。姉弟は今どきの少年少女で、ユーチューバーさながらに、祖父母宅でカメラを回すことにし、祖父母の様子を撮影しているうちに、奇妙な出来事や、祖父母の奇行を目にすることになります。

ラフなラップを口ずさみながらも、過度なまでに潔癖な弟と、母親を恋人に託すことに一抹の不安を抱えながら気丈に姉弟の旅を楽しもうとする姉の姿は、いたいけかつ、無邪気に見えます。しかし、それをモヤのように取り巻くのは、全裸の祖母が宇宙と交信しようとして深夜徘徊する姿、納屋に時折消える祖父、そして、近隣の精神病院から重症患者が消えたと伝えにくる近隣者の訪問と、それに対応せず遠巻きたたずむ祖父母の様子。あまりの不安を、母親に伝えようにも、スカイプのカメラは何故か祖母の失態で映らなくなり…。

スカイプのカメラが直った瞬間、その不可解な状況の謎が一気に解けます。船上の母親が、カメラの向こうに映る、実家に飾られた両親の写真は…「それは誰なの?」。祖父母だと思っていた2人は、まったくの他人で、しかも、精神病院からの“脱走者”。

謎が解けた瞬間からエンディングまでは、まるでジェットコースターです。悲鳴をあげながら逃げる姉弟を、大声でわめきながら追いかけ追い詰めていく老人カップル。謎解きの爽快感と同時に沸き起こる、張り詰めた緊迫感は、これまでのややねっとりした映像描写から、急テンポなものに変わり、観ている側も冷や汗が止まりません。

『スプリット』(2017年)人間の不可解な内面分岐と、人間の無限の可能性を描く

「スプリット」は、シャラマン監督の次作「グラス」に通じる作品です。周囲から孤立する女子高生が、クラスメイト二人とともに誘拐されるところから、物語は始まります。

誘拐・監禁したのは、神経質に見える大柄なメガネ男です。女子高生三人は、脱出のためにあらゆる方法を思い巡らせますが、換金された部屋の外には、1人の男のはずが、どうやらいろんな人格の人間がいそうな様子で、戸惑いを隠せない…。メガネ男は、過去の虐待経験によって23人もの人格を持つこととなってしまった多重人格者で、少年から年配女性までが彼の中で“同居”していました。

メガネ男の中の23人のうちの何名かは結託しており、24番目の存在を覚醒させようとしています。そのための「生贄」として、3人は誘拐されました。この24番目が、虐待経験を乗り越え、強く生まれる変わりたい思いを体現した「ビースト」と呼ばれる人格です。

興味深いのは「体の中で人格が分裂するのでなく、各人格が、その体を変える」という、乖離性同一障害に起こり得ると言われる特異性が語られる点です。たとえば、複数人格のうち1人格が糖尿病であると、その人格になった時点からその体が糖尿病になる、といった例です。“23人”によってできているメガネ男の場合は、23様の姿でも口調から仕草、能力すら変わります。そして、かつ最後の24人目になった時にはビースト=人智を超える怪物となるということなのです。

まとめ

今回ご紹介した3つの作品はどれも、主人公が内面に薄暗さを抱えながら、目の前の現実に淡々と対峙することで、最後に見えてくる“光明”のようにも感じるエンディングが秀逸な作品だと言えます。多くの伏線が最後にわかる気持ちよさとともに、主人公への共感度が高いように感させじられます。

「スプリット」のエンディングでは、次作につながりそうな明らかな伏線も張られていました。ここでは紹介していない「アンブレイカブル」から始まり、「スプリット」につながるその先のシャラマン作品に、ますます期待が募ります。

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