日テレ日曜夜に放送が決まった「トドメの接吻(キス)」。映画主演でも引っ張りダコの山﨑賢人が主演ということで、クオリティが高くなるんじゃないかなと期待しちゃいますね!プロモーションの雰囲気づくりもバッチリ、色使いもどぎつい独特の世界観に今から引き込まれちゃいます。山﨑賢人は「陸王」に続き、2期連続同じ放送枠での主演!爽やかさから一転、今作ではクズ男を演じるとのことで大注目です。
さらに毎週公開されている共演キャスト陣にも、他のドラマに見ない独特なキャストが並んでいます。キャストの話題性よりも作品に合う雰囲気や実力を重要視しているようなキャスティングですが、果たして視聴率や完成度はどうなっていくのでしょうか。「陸王」の視聴率が高かっただけに、次枠も話題に上がるか注目ですね。ストーリーも王道の「タイムリープもの」。がっつり視聴率を狙って行っている感じはあります。
この記事では「トドメの接吻(キス)」の注目ポイントや基本情報、あらすじやキャストをまとめます。
『トドメの接吻(キス)』基本情報
- 放送情報
日本テレビ系 毎週日曜・夜22時30分〜 初回放送日は未定 - 原作
なし。ドラマオリジナル - 脚本家
いずみ吉紘(「ドラマ・デスノート」「ROOKIES」「クロコーチ」「ドラマ・あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」など)
「トドメの接吻(キス)」の注目ポイントを紹介します!
まずは、主演に旬の俳優・山﨑賢人を起用していることですね。「デスノート」のL役や「四月は君の嘘」の有馬公生など、一風変わった役から卑屈な役、イケメンまで様々な役をこなす山﨑賢人が、今回演じるのはクズ男!演技力の幅が広い山﨑賢人だからこそ、甘いマスクで演じるクズ男の仕上がりから目が離せませんね。また「ジョジョの奇妙な冒険」「斉木楠雄のψ難」「一週間フレンズ」など原作がある作品での主演が多かった山﨑賢人が、オリジナル作品の主演でどうキャラクターを作り上げていくかにも注目です。
オリジナルストーリーにも注目です。タイムリープものは「時をかける少女」などに代表されるようにドラマの展開としてよくある鉄板ものですが、今回は「キスして死ぬ」ことがきっかけという斬新な設定。死をきっかけにタイムリープを繰り返す物語としては、最近ではアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」もヒットしましたが、今回はこの設定がうまく活かされるかも注目したいですね。タイムリープものの欠点としては同じようなシーンが繰り返されて飽きられてしまう部分があります。なぜタイムリープするのか?といった部分に謎解き要素も絡んでくるはずなので、その解明がテンポ良くされていくかが、視聴者を飽きさせないポイントになってきそうです。
また、この作品では製作陣にも注目しましょう。主演・脚本・プロデューサーが、2015年に同じ放送枠で放送されたドラマ版「デスノート」のチームです。サスペンスもある邪道ラブストーリーということで、あのデスノートの緊迫感や雰囲気をうまく生かしたような作品になっていく予感もありますね。
さらに、日テレのこの時間帯は「愛してたって、秘密はある」など、スピンオフの制作も盛んな放送枠です。ドラマの展開次第ではhuluなどでのオリジナルストーリーが並行して配信されていく可能性もあります。物語の幅広いプロモーションにも期待ですね!
『トドメの接吻(キス)』あらすじ
「トドメの接吻(キス)」はドラマオリジナルストーリーになります。現在わかっているあらすじをご紹介します。
主人公の堂島旺太郎は、過去の「ある事件」をきっかけに、されも愛することができなくなってしまったクズなイケメンホスト。カネと権力を欲し、カネの切れ目が縁の切れ目をモットーに女を弄ぶナンバーワンホストとして成り上がることだけを目的にしている孤高の人物です。
そんな彼の前にあらわれたのは、青白い顔に真っ赤な唇をもつ「ある女」。彼女にキスされたことで、堂島は呼吸困難や身体痙攣を起こし、死に至ります。同時に、堂島は7日前の世界へタイムリープすることになるのです。
謎のキス女によって、何度も死と時間を繰り返させられる堂島。死のループの謎とは?なぜ殺されるのか?キス女の正体とは?ノンストップで物語が加速する邪道ラブストーリーになります。
物語のポイントとしては、「なぜタイムリープするのか」「キス女は誰なのか」の2つのポイントに見えますが、そもそも堂島が「どんな過去を持つのか」にも重要な伏線が隠れていそうですね。この辺りが少しずつ解明されていくのではないでしょうか。
『トドメの接吻(キス)』キャスト
登場人物とキャストを紹介します。「トドメの接吻(キス)」は作品マーケティングも面白くて、毎週キャストを一人ずつ公開していく形式をとっています。それぞれにスマホで見られる予告動画まで用意している手のいれっぷり!面白いですね。徐々に公開されていくキャスト陣は、実力派・個性派ぞろいで注目です。
堂島旺太郎(山﨑賢人)
堂島旺太郎…ホストクラブ「ナルキッソス」のイケメン・ナンバーワンホスト。12年前に起きた「ある事件」をきっかけに誰も愛することができなくなった。カネと権力だけを追い求めるクズ男。
山﨑賢人…中学生の時、竹下通りでスカウトされたことをきっかけに「ピチレモン」メンズモデルとして芸能活動をスタート。俳優デビュー後は、多くのドラマ・映画で主演もはる実力派俳優に。「ヒロイン失格」「orange」では日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞しています。ドラマでは「デスノート」「好きな人がいること」「陸王」、映画では「一週間フレンズ」「四月は君の嘘」「ジョジョの奇妙な物語」などに出演。
キスで殺す女(門脇麦)
キスで殺す女…堂島の前に突如現れた青白い顔に真っ赤な唇をもつ女。クリスマスイブの夜にサンタの格好で現れた彼女は、堂島にキスをすることで彼を何度も殺すことになります。巷では「嫉妬に狂った女が自分の唇に毒を塗ってキスで殺した」という事件が勃発していて、彼女にも何か関係がある可能性もあります。
門脇麦…「美咲ナンバーワン!!」に出演して以来、ドラマや映画への出演を広げている実力派女優。「まれ」では土屋太鳳の友人役を務めたことで注目を集めました。「お迎えデス。」「リバース」「世界は今日から君のもの」などに出演しています。
並樹尊氏(新田真剣佑)
並樹尊氏…日本企業トップのホテル王・並樹グループの御曹司で社長令嬢の兄。完璧主義者。堂島の人生のライバルとなるらしい。並樹が経営する乗馬倶楽部の部長も勤めています。家督をめぐるある秘密が隠されています。
新田真剣佑…千葉真一を父にもつ芸能2世。映画「ちはやふる」で日本アカデミーション新人俳優賞を受賞しています。山﨑賢人とは「ジョジョの奇妙な冒険」で共演。他には「僕たちがやりました」「明日もきっと君に恋をする。」などに出演。ちなみに真剣佑(まっけんゆう)は本名です。
並樹美尊(新木優子)
並樹美尊…堂島が理想とする「カネと権力を持った」並樹グループの社長令嬢。何不自由なく育ったためにわがままな部分もあるが、素直な性格の持ち主。完璧主義な兄がいつもそばにいるために、同世代の男には全く興味を持っていないようです。
新木優子…山﨑賢人と同じく、竹下通りでスカウトされたことで芸能界入りした女優さんで、ドラマや映画の他にCMなどでも活躍しています。また「non-no」専属モデルとしても活動。最近だと「重要参考人探偵」「コード・ブルー」「CRISIS」などに出演しています。
長谷部寛之(佐野勇斗)
長谷部寛之…大手クルーズ会社の御曹司。美尊・尊氏とは幼馴染で、小さい頃から美尊に恋をするお坊っちゃま。美尊には相手にされていない。堂島が美尊にちょっかいを出すのが気に食わず、ライバル心をむき出しにしてきます。並樹乗馬倶楽部の副部長も努めます。
佐野勇斗…ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの出身。EBiDAN、M!LKのメンバーとして歌手活動も行なっています。「砂の塔〜知りすぎた隣人」で初連続ドラマ出演したことで話題になっています。他には「カンナさーん!」などに出演。
<以下は、キャスト未発表の登場人物です。>
■春海一徳
堂島のアパート近くで演奏をしている謎のストリートミュージシャン。どこか人生を達観しており、大人びた言葉で堂島に対してアドバイスを与えます。キス女とも何かしらの関係を持つようで、キスでタイムリープの謎について知っている重要人物になる可能性大です。
■小山内和馬
ホテルクラブ「ナルキッソス」のホストで、堂島を慕う後輩。ナルキッソス以前の店でも堂島と同じところで働いていました。タイムリープを繰り返す堂島のよき理解者・協力者であり、キス女に殺される堂島を守る役割を担います。
■辻
ホストクラブ「ナルキッソス」の店長。
■堂島旺・堂島光代
堂島の両親。
■根津功一
興信所の男。
■並樹尊・並樹京子
並樹尊氏・美尊の両親。日本企業トップのホテル王・並樹グループの社長。
■新井郡次
並樹グループの社長秘書。尊氏とは何か秘密の関係を持っているようです。
■布袋道成・森奈緒・青田真凛・小柳奈々子
並樹乗馬倶楽部に所属する、セレブな学生たち。
『トドメの接吻(キス)』原作・脚本
「トドメの接吻(キス)」は原作がありません。完全ドラマオリジナル作品になります。きになる脚本家ですが、今回担当するのはいずみ吉紘さんです。「ミサイルに翼はない」という作品で、フジテレビヤングシナリオ大賞佳作を受賞されたことで、テレビドラマの脚本を担当するようになりました。
過去作には「バスストップ」「ムコ殿」「セーラー服と機関銃」「ROOKIES」など、アツいテレビドラマを担当しています。特に「ROOKIES」は視聴率から映画化といった展開まで、成功したドラマと言えるのではないでしょうか。
一方で、「デスノート」や「あの花の名前を僕たちはまだ知らない」のドラマ化など、賛否のわかれる作品も担当しています。個人的には、原作漫画がある作品にでも、わりといずみさんのオリジナル要素をいれこんでくる脚本家のイメージもありますね。
「トドメの接吻(キス)」では、山﨑賢人が主演を務めたり、製作陣が同じだったり、サスペンス要素・謎解き要素が絡んできたりする点から鑑みると、ドラマ「デスノート」のような雰囲気のドラマになる可能性が高いです。
ドラマのストーリーラインは、キスをきっかけに7日を繰り返すタイムリープものになるので、「時をかける少女」と「デスノート」を掛け合わせたような話になるのかもしれません。いずれにしても、繰り返しモノは「いかに飽きさせない工夫ができるか」=毎回少しずつだけれど明確に違うポイントをうまく打ち出しながら、次をワクワクさせられるか、が肝になってくるので、脚本家の腕の見せ所ですね。1週間が待ちきれないくらい、ドキドキさせてくれる脚本を期待したいです。
まとめ
主演に山﨑賢人を起用し、王道テーマ・タイムリープを選んだ「トドメの接吻(キス)」。正否は脚本の出来によってくるのではないでしょうか。飽きない、ヒキの強いドラマになることを期待しちゃいますね!放送は2018年1月から、日テレの日曜夜22時半からです。前期に「陸王」で高視聴率をキープした枠なだけに、勢いを保っていけるといいですね。
リアルタイムで視聴できないかた向けの見逃し配信は、「TVer」や「Hulu」あたりでの配信が予想されます。このあたりの情報も、確定次第お伝えしていきますね。