松坂桃李主演、沢尻エリカがヒロインを務める映画『不能犯』。2018年2月1日の公開に先立ち、dTVオリジナルドラマ『不能犯』が、2017年12月22日(金)より配信されることが決定しました!!! 映画版同様、松坂桃李が主演を務め、映画版のオリジナルキャストが再集結することでも話題です。
大注目のドラマ『不能犯』について見どころをご紹介。映画版の違いや各話のネタバレについても解説していきます。
不能犯『ドラマ版』は映画につながる導入編
注目映画と連動したオリジナルドラマを制作してきたdTVが今回手掛けるのは、グランドジャンプで連載中の大人気コミック『不能犯』を原作としたオリジナルドラマ。
ドラマ版は、映画版につながるいわば、『不能犯』導入編となりそうです。というのも、ドラマ版と映画版の両方に水上剣星演じる闇金業者・木島が登場し、重要なつなぎ役として重要な役割を果たす!ということだけは発表されているので、ドラマ版のポイントポイントで登場するのでは?と想像できます。後ほど、ドラマで描かれるであろうエピソードの原作について、ネタバレしていきますが、そこで闇金業者が登場するシーンがいくつかあります。さらに、原作ではっきりとは登場していなくても、映画版につながる役どころとして、最終話にはおそらく登場すると思われます。
ドラマ版は、第2巻あたりのエピソードがメインでベースとなっているようです。1巻は、『不能犯』のテイストを知るうえで、宇相吹がどのように殺人を依頼され、どのように実行していくのかなどが描かれていましたが、2巻では、宇相吹が殺し屋をやっている目的や、殺害依頼の解除方法など、さらには、宇相吹とはどんな人物なのかについて触れている(ほのめかされている)エピソードが登場しています。宇相吹は、原作でときおり、口にします。自分は、依頼を受けたら必ず実行する、と。
しかし、ドラマ版で描かれるであろう第3話、第4話のベースとなる原作では、宇相吹に依頼した殺害依頼を解除する方法が明かされます。つまり殺しをストップさせる方法があるのです。それは宇相吹を殺す、もしくは依頼者を殺すということです。原作の第1話、第2話では、サブキャラ的に登場していた多田刑事ですが、徐々にその存在感を示してきます。宇相吹は、多田刑事に自分の力「思い込ませること」が通じないことを知り、興味を持ち始めます。宇相吹には知りたいことがあります。それは、「強さと脆さ、どちら人間の本当の強さなのか」ということです。そのために様々なデータを集めている、そんなことをほのめかすシーンもあるので、ドラマ版でその辺りが描かれれば、映画版で宇相吹の目的を深掘り!という感じで繋げていけるのではないでしょうか。
ドラマ版に関しては情報がまだほとんど解禁されていません。キャストをチェックしながら予想という感じになりますが…。ドラマ版と映画版で同じキャストとなっている部分には注目したいところ。特に、原作では最初に殺しのターゲットとなる”木島”が、ドラマ版、映画版の繋ぎ役となる重要な役どころと発表されているので、ドラマ版と映画版はストーリー上、連動していると考えられます。映画版をより深く理解してもらうための”導入編”というスタンスでドラマ版を観てみるのもいいかもしれません。
結論!として、ドラマ版を見てから映画版を見るという流れは、『不能犯』の世界観をより楽しむ上で、マストかと思われます。
『不能犯』dTVでスピンオフドラマで独占配信!いつから?
オリジナルドラマ「不能犯」は、映画に先駆けてdTVで配信されます。12月22日(金)からスタートして、毎週金曜にエピソードが更新されます。
終了時期は公表されていませんが、全4話となるので順調に配信されれば、2019年1月12日(金)に第4話が配信されることになります。
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映画の相違点!キャストには永尾まりや、永井大、平岡祐太も出演
映画版で監督を務めるのは、『ノロイ』『貞子VS伽倻子』などのホラー作品で定評のある白石晃士。ドラマ版では『ライチ☆光クラブ』の内藤瑛亮がメガホンをとります。人間の深層心理を描くことに定評ある内藤監督が、主人公・宇相吹を通して”信じることの意味”を語りかけていきます。ちなみに映画版の白石監督が、ドラマ版には監修として参加。『不能犯』の世界観をみんなで作り上げる!といった様子が伺えます。
『不能犯』はドラマ版も原作同様1話完結のストーリーで展開していきます。映画版と同じくメインキャストとなる松坂桃李と沢尻エリカ、さらに各話のゲストと設定が発表されています。第1話では永尾まりあ、第2話では永井大、第3話、4話では平岡祐太がメインキャストとして登場します。
ここではドラマ版の特徴について解説していきます。
映画同様、松坂桃李&沢尻エリカ出演
■松坂桃李(宇相吹正)
【宇相吹正】
思い込みやマインドコントロールで人が殺せる殺し屋。不気味な能力を駆使し、自らの手を汚すことなく、ターゲットを確実に死に至らしめる。
【松坂桃李】
現在放送中のNHK連続テレビ小説『わろてんか』にも出演中で、これまで以上に演技の幅も人気度もアップ。2017年だけでも出演作はズラリと並ぶ。ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』では驚異的な視覚を持つ探し物専門の探偵を演じ、話題に。映画『キセキ-あの日のソビト-』『ユリゴコロ』さらに『彼女がその名を知らない鳥たち』といった話題作でも物語のキーマンを演じている。
出演するごとに演技の幅を広げる松坂桃李が、自身初となるダークヒーローを演じることでも注目したいですよね。
■沢尻エリカ(多田友子)
【多田友子】
宇相吹と対峙する刑事
【沢尻エリカ】
映画『パッチギ!』での演技が高く評価され、数多くの映画賞・新人賞を受賞。演技力には定評があり、ドラマ『1リットルの涙』『タイヨウのうた』で演じたヒロインは多くの涙を誘った。その後しばらく芸能活動を休止するするものの、2012年に主演映画『ヘルタースケルター』で艶やかにカムバック。同年のドラマ『L et M わたしがあなたを愛する理由、そのほかの物語』では1人2役を演じて話題となる。その後、”マウンティング”システムで注目を浴びたドラマ『FIRST CLASS』、2017年には『母になる』で再び泣かせる演技を披露し話題に。
今回初めて刑事役を演じた沢尻エリカの存在感ある演技に期待です!
木島功がスピンオフに参加!重要な役柄を担う
主要キャストの宇相吹&多田刑事以外で、闇金業者の木島功が重要な役割を果たすためにドラマ版にも登場します。『不能犯』には、金、ギャンブル、倒産などのキーワードがよく出てくるので、闇金業者が登場できるシーンはあちこちにあります。原作では、第1話の冒頭で殺されてしまう役なんです。しかし、その理由が特定されていません。闇金みたいな商売をやっていると恨みを買うことも多いでしょうね、と宇相吹に言われるシーンがあります。
ドラマ版でさまざまな人から「恨みを」買い、映画版の冒頭で殺される…という感じで繋がっていくとなれば、原作で登場して早々に殺されてしまうというシーンにも納得です。
dTVオリジナルドラマのキャスト
■永尾まりや(OL)
【OL】
自らの衝撃的な過去をひた隠しにしながら生きている
【永尾まりや】
AKB48の元メンバー。ドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』『僕たちがやりました』などの話題作に出演。
■永井大(サラリーマン)
【サラリーマン】
宝くじが当選したことにより、疑心暗鬼に陥る
【永井大】
ドラマ『サラリーマン金太郎』『特命係長 只野仁』シリーズでもおなじみの実力派。2014年のNHK体がドラマ『黒田官兵衛』にも序盤に登場し、重要な役どころを演じた。
■平岡祐太(教師)
【教師】
出会い系サイトで家出少女を物色している
【平岡祐太】
2012年「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し、2003年にドラマ『ライオン先生』で俳優デビュー。爽やか系から冷酷な悪役まで幅広く演じ、映画そして、特にドラマには欠かせない存在のひとり。2017年には注目のドラマ『東京タラレバ娘』でバンドマン・鮫島涼を演じて話題に。さらに、『新・浅見光彦シリーズ』では、主人公・浅見光彦役に大抜擢される。
『不能犯』ネタバレ!各話の原作をチェック
dTVオリジナルドラマ『不能犯』は、2018年2月公開する映画版に先駆けて配信。松坂桃李、沢尻エリカとともに映画版に登場する悪徳金融マン・木島功役の水上剣星も登場し、本編とドラマを繋げていくキーパーソンを演じるのも見どころです。その他、詳しい役柄は明かされていないものの、各話にはバラエティ豊かな実力派俳優陣が出演しています。木島がドラマ版と映画版を繋ぐべく、どのような役割を果たすのかを予想するために、まずは各話の展開を予想してみましょう。では、ベースとなるであろう原作をご紹介していきます。
各話のキャストは以下の通り。
■1話
永尾まりや演じる「自らの衝撃的な過去をひた隠しにしながら生きているOL」は原作で第11話に登場する元風俗嬢の風間夏美です。
殺しの依頼者は夏美、ターゲットは旦那の大学の後輩で夏美の元・お客の矢崎(鈴之助)。宇相吹にじっと見つめられた矢崎は、目にするものが魚に見えるように。仕事中、まな板に包丁を入れるのですが、切ったのは魚ではなく夏美の旦那という始末。殺しのターゲットは矢崎のはずなのに…。
実は、旦那(森岡豊)が矢崎に夏美が犯される様子の録画依頼をしていました。矢崎の消費者金融の借金を立て替え、報酬まで出していたのです。矢崎の取り立てか何かのシーンでキーパーソン・木島が登場するのではと予想できます。
■2話
永井大演じる「宝くじが当選したことにより、疑心暗鬼に陥るサラリーマン」は、原作で第15話に登場するサラリーマン・桜井。後輩の迫田(井澤勇貴)と共同購入した桜井は、当選金で息子の手術代が払えると大喜びします。
殺しの依頼者は桜井、ターゲットは宝くじが当たってないと嘘をついた迫田です。蝶をスズメバチと思い込ませて殺します。しかし、殺害の依頼料を払うと手術代が不足してしまいます。桜井は、残金を手に競馬場へ向かうのです。
すっからかんになり自宅へ戻ると、桜井のギャンブル好きを知った上で、迫田が嘘をついていたことを妻(MEGUMI)から聞かされます。桜井は自分に生命保険をかけ、宇相吹に殺してもらうことを選ぶのです。
■3話&4話
平岡祐太演じる「出会い系サイトで家出少女を物色している教師」は第3話、4話のゲストなので、前編・後編の設定になるとなります。映画版につながるキーワードも後半の4話に散りばめられるのでは? 原作の第7話・第8話の「神待ちサイトの悪魔(前編・後編)」が元のエピソードになりそうです。ただ、原作で少女(萩原みのり)を物色しているのは、中年の刑事。平岡祐太が演じるイメージではない感じなので設定が変わるのかも?!
殺しの依頼主は自分の犯罪をバラされたくない別所刑事、ターゲットは監禁され暴力を振るわれた女子高生。今回のエピソードでは今後重要なポイントになりそうなアイテム、言葉、シーンが登場しています。
まず、古書店のシーン。”思い込み”によって命を絶った人たちのデータファイルが出てきます。映画版に登場する夜目刑事のデータもありました。宇相吹はもっとたくさんのデータを求めているようです。
さらに宇相吹の依頼におけるルールも明かされます。依頼した案件を止めたい場合には、「宇相吹を殺す」もしくは「依頼人を殺す」。宇相吹の関わらないところで依頼人が命を落とした場合も、依頼は消滅します。
今回、宇相吹は女子高生からも依頼を受けていました。ターゲットはもちろん別所。宇相吹は両方の依頼を受け、両方遂行したのです。また宇相吹は多田刑事の正義では誰も救えないことを指摘します。しかし、多田が追いかけてくるなら歓迎するともいうのです。
映画版をより一層楽しみたいなら、ドラマ版からのチェックがおすすめです。12月22日(金)の配信後から順次各話のネタバレを公開していく予定なので、映画版の公開を待ちながら楽しんでくださいね。